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style01.ムラでワークしながらバケーション

新しい余暇休暇の過ごし方

ムラ×ワーケーション2

最近よく耳にする「ワーケーション」という言葉、これは「work(仕事)」と「vacation(休養)」を組み合わせた造語で、リモートワークを活用して観光地やリゾート地で働きながら、休養・休暇も楽しむという新しい旅のスタイルです。温泉付きホテルや旅館、キッチン付コテージ、1棟貸の宿など、様々な宿泊施設で「ワーケーションプラン」が提供されていますが、中でも農村漁村のムラで「ワーケーション」する魅力についてご紹介します。

ムラならではの魅力

01

自然。

自然豊かな環境、ゆったりと流れる時間の中で過ごせる。

02

体験。

ムラの暮らし、食や文化体験、そして自然の中でのアクティビティも体験できる。

03

交流。

地方の課題を地元の方との交流から学び、SDGsについて考えるきっかけができる。

こんな方におすすめ

ネット環境があれば、どこでも仕事が可能な業務や職種の方はもちろんですが、
特にお勧めしたいのは下記のような個人・企業・団体です。

CREATIVE

CREATIVE

デザイナー、プログラマー、アーティストなどクリエイティブな仕事に従事する方

自然の中にいると、これまでとは違う発想や視点が生まれます。

FOOD

FOOD

食関係の商品開発、料理研究家の方

ムラの魅力は地域の「食」。農業や漁業などの生産者さんとも触れ合える機会も多く、産地の情報や地元の郷土料理からお仕事に繋がるヒントや新たなビジネスに繋がる可能性があります。

BUSINESS

BUSINESS

固定費の負担が少ない場所で、サテライトオフィスやセカンドオフィスを検討している企業や団体

都会のオフィスに比べ家賃相場が安いのも地方の魅力。今後、新たにサテライトオフィスやセカンドオフィスを検討されている企業や団体の方は一度、地方でシェアオフィスや空き家の活用も検討されると良いかもしれません。

case.01 長崎県西海市雪浦

case.01 長崎県西海市雪浦

長崎県西海市雪浦はコンパクトな規模のエリアながら、海山川そして滝もある自然に囲まれた場所にあります。その環境と豊かな海の幸、山の幸に惹かれ、移住者も多くなっています。ここでは、NPO法人雪浦あんばんねが運営する古民家をリノベーションしたゲストハウス「森田屋」でワーケーションの受入を行っています。

取材時には、システムエンジニアやプログラマーの他、理数系の大学生・院生の方々が地方での仕事アプリ開発のために2泊3日で滞在されていました。NPO法人雪浦あんばんねでは、主催する「雪浦ウィーク」という地域回遊型イベントをきっかけに年間を通して様々な癒やしや郷土料理などの体験プログラムを提供しており、今回も仕事の合間に地元の伝統料理である川蟹を使った「ガネ汁作り体験」や、早朝に砂浜を裸足でウォーキングする「アーシング体験」「ヨガ体験」、さらに地元移住者アーティストによる「音楽ライブ」などを保養プログラムとして提供されていました。

長崎県西海市雪浦でのワーケーション1
長崎県西海市雪浦でのワーケーション2
長崎県西海市雪浦でのワーケーション3
長崎県西海市雪浦でのワーケーション4
長崎県西海市雪浦でのワーケーション5
長崎県西海市雪浦でのワーケーション6
長崎県西海市雪浦でのワーケーション7
長崎県西海市雪浦でのワーケーション8
長崎県西海市雪浦でのワーケーション9
長崎県西海市雪浦でのワーケーション10

滞在された皆さんの満足度は高く、仕事に関してはネット環境が整備されていることもあり支障もなく、開放的な空間や騒音もない環境が魅力のようです。そして何と言っても一番の魅力は食に関することで、地元の方々と交流しながら郷土料理を作ったり、一緒に食卓を囲むことが貴重な経験にもなったようです。また仕事の合間に散策をしたり、地元の方と交流体験をすることで気持ちをリフレッシュでき、再度仕事に集中できるといった効果があるようです。

Model Schedule

DAY 01

15:00
チェックイン後、施設の設備や地域について説明
15:30
お仕事開始
19:00
お仕事終了後、宿で食事(地域の旬な食材を味わう)

DAY 02

8:00
起床後、各自で朝食
9:00
お仕事タイム
12:00
お昼休憩
13:00
お仕事タイム
16:00
サンセットクルージング体験
18:00
ガネ汁作り体験
19:00
地域の皆さんと音楽ライブと夕食

DAY 03

8:00
起床後、各自で朝食
宿から徒歩10分で行ける砂浜でアーシング体験
9:00
お仕事タイム
12:00
昼食後、帰路へ
ワーケーション モデルスケジュール

参加者コメント

長崎県在住/30代・西海市シティマネージャー

海が近く、潮風にあたると気持ちをリフレッシュして仕事ができました

長崎県在住/30代・西海市シティマネージャー

ITやデザインの力を活用し、人材が不足していく地方に役立つお仕事アプリの開発をしています。既にオンライン化も進み、物理的に体がどこにあるのかということはそもそも重要でなくなっている時代。集中できる環境、自分がやりたい事や心が向いている方向にコミットできるかが重要ではないでしょうか。森田屋は徒歩圏内に海へ行けるのが魅力。サンセットクルーズや砂浜でアーシング体験などをしてリフレッシュしながら仕事をする事が出来ました。そして何よりご飯が美味しいので仕事への意欲にも繋がりました(笑)。

受入地域コメント

NPO法人雪浦あんばんね理事長 / 渡辺 督郎さん

自然の中だからこそ、創造的な仕事のアイデアが閃くのではないでしょうか。

NPO法人雪浦あんばんね理事長 / 渡辺 督郎さん

森田屋はネット環境も揃っていますし、海・川・滝・山の4拍子揃った豊かな自然の中で仕事ができます。特にクリエイティブな仕事の方にはもってこいの環境ではないでしょうか。是非、砂浜でアーシングしながら創造的な仕事のアイディアを生み出してください。いえ、必ずパカーンと閃きが来るはずですよ。

ここへ行きたい!Area Information

STAY

ご紹介した宿

雪浦ゲストハウス森田屋

お部屋
和室2部屋、洋室2部屋
お食事
基本的に自炊になりますが、徒歩圏内に「カフェゆきや」など飲食店もあり事前予約で出前も可。その他、体験交流プログラムとして郷土料理づくり体験なども出来ます。
お仕事環境
土間スペースの大テーブル、16畳の座敷をお仕事スペースとしてご利用頂けます。
フリーWi-Fi、ホワイトボード、プロジェクター有。
雪浦ゲストハウス森田屋
AREA

滞在した地域

長崎県西海市雪浦

長崎県西海市大瀬戸町雪浦は、長崎市と佐世保市の間にあり、どちらからも車で約1時間程度。長崎空港からはリムジンバスでJR長崎駅まで行き、駅からは雪浦行きの直通バスで焼く90分です。海・川・滝・山と4拍子揃った美しく静かな環境があり、サーフィン、サンセットクルージング、カヤック、川遊び、磯遊びなど、自然と触れ合う大切な時間を楽しめます。

長崎県西海市雪浦

お問い合わせ・ご予約

雪浦ゲストハウス森田屋

長崎県西海市大瀬戸町雪浦下釜郷504番地
Tel: 0959-31-4071

公式サイト
case.02 福岡県宗像市 大島

case.02 福岡県宗像市 大島

福岡県宗像市大島は、ユネスコ世界文化遺産である「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の宗像大社中津宮、沖津宮遙拝所を有す歴史文化のある島です。宗像市内の神湊港からフェリーで約30分、豊かな海の幸と陽気な島民が迎え入れてくれます。ここでは別荘をリノベーションした「1日1組限定の宿MINAWA」、空き屋をリノベーションした「渡海屋」でワーケーションの受け入れを行っています。

取材時には、磯焼けや漂着ゴミ(マイクロプラスチック)の問題を中心に「海の鎮守の森」構想を掲げ、海の再生事業に取り組む「宗像国際環境会議実行委員会」に参画する企業や大学生が集まり、大島の環境保全活動を行いながら、宗像大社の中津宮で月2回執り行われる公式神事月次(つきなみ)祭に特別参列するため1泊2日で滞在されていました。
参加者は宗像国際環境会議実行委員会で取り組んでいる漂着ゴミの集積場の調査や、漂着ゴミの清掃・回収を行う他、企業にとっての社会貢献活動、地方創生やSDGsの取り組みについて意見交換を行っていました。滞在中には、島内の歴史・観光スポットを巡ったり、現役の海女さんが教えるヨガ体験や整骨士のマッサージを受けて癒されたり、神事への参列など地元を楽しんでもおられました。

福岡県宗像市大島でのワーケーション1
福岡県宗像市大島でのワーケーション2
福岡県宗像市大島でのワーケーション3
福岡県宗像市大島でのワーケーション4
福岡県宗像市大島でのワーケーション5
福岡県宗像市大島でのワーケーション6
福岡県宗像市大島でのワーケーション7
福岡県宗像市大島でのワーケーション8
福岡県宗像市大島でのワーケーション9
福岡県宗像市大島でのワーケーション10

参加された特に企業の方々は、環境会議を通じて縁の出来た地域・宗像市大島を実際に訪れ、世界遺産の環境保全活動や、島内で地域活性に取り組む若者や他の企業、学生といった異業種との交流によって、地域課題を共有でき、その課題解決に向け具体的なアイデアや意見交換が出来たようです。

地域にある豊かな自然、食や歴史・文化を実際に触れ、地元の方々と一緒に地域の課題解決に向けて汗を流し知恵を出し合うことも、「ワーケーション」という新しい旅のスタイルの在り方になるのではないでしょうか。

Model Schedule

DAY 01

9:25
神湊フェリーターミナルからフェリーで大島へ
10:00
大島フェリーターミナル着
10:30
漂着ゴミ清掃開始(灯台下海岸)
13:00
昼食
14:00
島内散策(遥拝所、大島交流館、砲台跡、御岳山など)
16:00
お仕事タイム
(16:30
希望者はサンセット・ヨガ体験)
18:00
夕食後、参加者との交流・意見交換

DAY 02

(9:00
希望者は、朝ヨガ体験)
11:00
中津宮 公式神事月次祭特別参列(現地コーディネーターによる案内)
13:00
大島フェリーターミナルからフェリーで神湊フェリーターミナルへ
14:00
宗像大社 神宝館にて神職による特別案内後、帰路へ
ワーケーション モデルスケジュール

参加者コメント

株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング 福岡技術センター長 デジタルエンジニアリング本部長 西舘 和雄さん

会社の若い人たちに是非、体験してもらいたい

株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング
福岡技術センター長 デジタルエンジニアリング本部長 
西舘 和雄さん

今回初めて大島に来ましたが、思っていたよりも近く感じました。地元の方と活動を通してお話しすることでコミュニケーションも深まったと実感しています。企業として、地域貢献は大切な活動なのですが、どこで・何に困っておられて、どういうことを自分たちが出来るのかということが地域に入らないと気付かない事も多いです。地元の方と会話をする中で見えてくる課題に対し、「会社にとして何が出来るのか」を思考することで企業活動も活性することを期待できますし、この様な自然豊かな環境の中で自分を見つめ直す時間を持つ事も出来ます。自分の会社でも、このようなワーケーションを上手に取り入れて是非、若い社員たちに経験してもらいたいですね。

トヨタ自動車九州株式会社 エグゼクティブ・アドバイザー 馬場 貞仁さん

福利厚生や研修として地元とふれあう

トヨタ自動車九州株式会社
エグゼクティブ・アドバイザー 馬場 貞仁さん

大島は来るたびに新しい発見があります。大島の景色、聖地的な雰囲気、そして島の人たちとの交流や、異業種の企業の方や学生さんらとの触れあいも私たちを豊かにしてくれています。
弊社にとって大島は身近な存在ですが、まだその良さを知っている人は少ない。是非、福利厚生や研修先として活用し、自然や人と触れあう中で今後の自分たちの考え方、仕事の進め方を新たに作り出していければ思っています。
大島は本当に良いところです。大島を知る、いろんなことを考える、そして楽しめるワーケーションの場になれば良いと思っています。

松永康志さん

考えるだけではなく、実際に現地で汗をかいて体験し、交流することが大切

シャボン玉石けん株式会社
取締役 営業本部 本部長 松永康志さん

本当に来て良かったです!海岸で漂流ゴミ拾いをしてみて、机上で考えたり、映像で見るだけではなく、実際に体験して汗を出しゴミ拾いする。そこで、神宿る島・沖ノ島を目の前にし、世界文化遺産の大島でこんなにたくさんの漂流ゴミがあることも実感できました。
今回は行政の方や他の企業など異なる業種の方々と一緒になり、海の環境問題や地方創生といった同じテーマで活動でき、とても勉強になりました。また地域の方々との交流を深めることにより島の魅力感じることもできました。次回はぜひ家族を連れて、また来たいと思います!

受入地域コメント

合同会社渡海屋代表 田中 誠一さん

様々な職業の方が島に滞在してくれることで何かが生まれることを期待

合同会社渡海屋代表 田中 誠一さん

最初は整骨院をやってみないかとオファーを頂いたことが大島へ移住したきっかけです。島の方々の治療をしているうちに地域の問題も見え始め、ここを活性したい!という気持ちが芽生えました。でも、自分一人ではなかなかできる部分も少なくて・・・。色んな方に「こんなことやりたい!」と話していると自然に仲間が集まり、4人で合同会社を立上げて、この宿の運営もしています。自分たちは、外の人と島の人とを繋ぐ役として、島の人たちにいろんな人を紹介し、多くの知識や知恵を繋げて大島を活性したいと考えています。そのきっかけに宿があると思うのです。ワーケーションという様々な職業の方が島に滞在し、地域の方との交流から新しい取組みが生まれると良いですね。一緒に楽しみましょう!

宗像鯱の会 会長 宗像国際環境会議実行委員会 事務局長 養父 信夫

企業が主体となるワーケーションのモデルにー。

宗像鯱の会 会長
宗像国際環境会議実行委員会 事務局長 養父 信夫

宗像鯱の会は、地元の漁師や海女さん、それとゲストハウスを運営している若者たちと一緒に地域を活性化するために立ち上った組織です。また2016年から「宗像国際環境会議」を開催し、海の環境問題にも取り組んでいます。今回は実行委員会の企業の方々と学生さんをモニターとして、ワーケーションに取り組んでみました。参加者された企業からは、「社会貢献活動は企業としても取り組んでいくべきものだが、縁のある地域に滞在し地域課題を共に解決することで新たなビジネスも生まれるきっかけになりそうだ」といったコメントも頂けました。企業と連携して出来るワーケーションのスタイルを今後も考えていきたいと思っています。

ここへ行きたい!Area Information

STAY

ご紹介した宿

MINAWA

お部屋
1日1組限定/一軒家貸切(収容人数6名)
お食事
基本的に自炊になりますが、事前予約で島内のカフェ「むすびカフェ」、民宿 津和瀬などから出前も可能です。また島のお母さんの出張料理も要相談で受け付けます。
お仕事環境
1階の大テーブルを仕事スペースとして利用いただけます。フリーWifi、プロジェクター有。
MINAWA
AREA

滞在した地域

福岡県宗像市大島

福岡県宗像市は福岡市と北九州市の中間に位置し、どちらも車で1時間以内。博多駅または小倉駅からJR鹿児島本線の東郷駅または赤間駅まで行き、神湊フェリーターミナルまでは西鉄バス神湊波止場行きで行けます。大島までは神湊港から定期フェリーで約25分。世界文化遺産登録された宗像大社、森、川、里、海の豊かな自然が育む豊かな海の幸、山の幸を求め多くの方々が訪れています。

福岡県宗像市大島

お問い合わせ・ご予約

宗像鯱の会

福岡県宗像市田島755-4

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